雀が原中学卓球部「灼熱スイッチ」で呑む! #コード進行解析

2019年5月22日

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  • 本日の逸品(楽曲)は、雀が原中学卓球部「灼熱スイッチ」です。
  • 記事中のコード譜は管理人の乏しい音感による耳コピとアレンジも含まれます。
  • 管理人独特の表現・言葉が含まれます。ギター目線です。

雀が原中学卓球部「灼熱スイッチ」 とは

作詞:只野菜摘 作曲・編曲:田中秀和
TVアニメ「灼熱の卓球娘」オープニングテーマ

「雀が原中学卓球部」は、アニメに出てくるメインキャストによるユニットでしょう。作曲・編曲はMONACAの田中秀和さん。この曲は、業界に激震を与えたといっても決して過言ではない曲だと思います。話題にもなりました。この曲に触れるのはもっと先のつもりだったんですが、いっそ先に消化しておきたいぐらいの逸品です。すごいです。

アニメ主題歌はおよそ89秒のものが多いのですが、その中でもこれでもかってぐらいトキメキポイント詰まっていて、さらにフルがすんごい。すんごい。かなり酒進む曲となってます。

トキメキポインツ!

ほぼ全て!とにかく忙しい。このトキメキポイントってのはコード進行でグッと来たりエモかったり味付けされてたりなポイントのことなんですが、だいたいの曲は1つ2つあればそれでいいんですよ。なんならメロディ同じでそのポイントひとつで曲の印象がガラっと変わったりもする。しかしこの曲はもうそれがこれでもか!ってこれでもか!って詰まってるんです。トキメキポインツをトッピングとするならばこの曲はもう全部乗せ!全部ノセなんだよ!

進行と合わせて呑んでいこう

keyはG、テンポがBPM=203なんでもはやメロコアです。現代、いや近未来のメロコアですね。世代のワタクシにはたまりません。ピンポン玉の音をサンプリングしてるのもまた気持ちよかったりします。まぁそれは置いておいて。。。

Aメロ(アタマ)

この曲はいきなり歌から入るパターンなんですが、何回出てきてもそうそう同じことをしないのが"田中aug秀和"(←勝手にこう呼んでる)。まずはアタマの方から。

G→→C#m7-5/G→→
Cm/G→→G

あーもう。G→C#m7-5です。このC#m7-5はEmからクリシェで降りてきたときの4番目に使われがちですね、いきなりそこにいきます。ベタな展開ならEmを使うところでしょう。で、ベースは残ったままってゆう曲の冒頭やイントロでありがちのパターンも絡めて。

次のCmはサブドミマイナー!もう出ちゃった、もう出てきちゃった、もう使っちゃった、しかしワタクシの大好物も"augヒデカズ"にとっちゃたいしたことありませんね、サラっと。ベースはまだ残ったままいったんGへお返し。

C→D7/C→Bm→Gm6/Bb→
Am→C#m7-5→Dsus4→D→
(Daug/Ab)→G

いや、本気始まってるってマジでwww これはおそらく453625パターンの変形だと思われますが、田中ismでまくってますね。ベタな展開ならC→D→Bm→Em→Am…という感じでしょう。その中で普通じゃない部分D7/CとGm6/Bbの2つは同じ性格してます。間を埋めるみたいな。CからBmまでの繋ぎ、BmからAmまでの繋ぎ、通してみると全体的に下がっていってる、降りていってる感じ。こんなにも早くにみつけちゃった!

そのあとのC#m7-5もDへの繋ぎでディミニッシュにも似ている。でDsus4でいったん周って着地なんだけどこの着地点も本当の着地点への布石(V)なんすよねぇ。

イントロ的なとこ

G→→C#m7-5→→C→→F7Ab7
G→→C#m7-5→→C→→Baug/F

一見簡単そうなリフと進行なのにすげぇ。奥深ぇ。ベタにするならG→Em→C→Am→Dなんでしょうか。どちらにしろF7の部分はbVIIでサブドミナントやドミナントマイナーとよく似た成分もあってグッとくるポイントのひとつ!一瞬なんですけどねw Ab7はD7(V7)の裏コードで、Gに行きたいコードのお洒落バージョンですね。こんな速くて一瞬の間奏にすらトキメキポイントがっつがつ。休ませてくれない!終わりに変なコードありますね。

Aメロ

G→→C#m7-5→→
C→D7/C→Bm7→E7(b9)→(Am7)

キリリと結んだとこまでです。ほぼアタマんとこと同じですが次のAmへ行くツナギにE7(b9)をチョイス!!はぁお洒落さん。歌の無い部分です。ベタ展開ならEmでしょう。

Am7→D→Bm7→E7
Am7→Am/D→Gsus4→G

可愛さよりも強さを優先するところですが、Bm7→E7とこちらはメロディーも伴いつつE7!! これはトキメキポイントですよね、VI7。普通はマイナーのところをメジャーでどうぞって感じで、これもよく使われるし、これ一発のトキメキポイントだけでエモかったりキュンときたりするので1曲中これ一発あればイイ曲になったりするやつです。

そのあとは遠回りパターンですね、Am/DはDsus4みたいなもんなのでちょこちょこ遠回りしつつ目的地到着みたいな。コーラスがいい。到着しても落ち着いていられない!すぐに事件が起こります。次です。

キラリ

(G)→G#dim→(Am)

そう、キラリの部分です。AメロからBメロのツナギ、ズームインしてみるとGからAmへのツナギです。こういう部分にディミニッシュはよく使われていて、「パッシングディミニッシュ(以下PD)」と呼ばれたりするやつです。これは別に無くてもいいんですよ、成り立ちます。ベタベタ展開ならまず挟まないんじゃなかろうか。しかし、「キラリ」とあいまって次への展開を一瞬で盛りあげてくとります。何か起こる予感、そんな感じ。まぁ起きますよね。

Bメロ

Am7→→Am7/D→D7(b9)→GM7→→Bm7/E→Em7→
Am7→→Am7/D→D7(b9)→GM7→B7(b9)→→(Em)

水をくださいのとこまでですがD7(b9)!!!通称"フラットナイン田中"さんはb9thもよく使います。これ勝手に色々呼んでますけどディスじゃないですよ!リスペクトですからね、マジで。それほどすげぇってことなんですよね。

b9で独特の"浮遊感"というか"物足りない感"というかふわっとするというか、そういうのが出てますね、お洒落。別に9thでもいいところをb9th、たまりません。最後のB7(b9)もb9thですが、その前にメジャーですよね、これがすでにイイんですよー!Emへのドミナントモーションてゆうんすか?エモエモトキメキポイントです!III7、これもよく使われます。しかし"フラットナイン田中"さんは許してくれません。b9thをつけます。お洒落です。個人的には#9th→b9thとやるのが好みです。

ベタベタ進行にすると、Am→Dsus4→D→G→Esus4→Em→Am→Dsus4→D→G→B…です。Bはベタではないですね、でもこの進行はベタベタですがエモい。テンションわからない、むずかしいって人もこう弾けば簡単に弾けます!笑。

Em→→D#aug→→G/D→→C#m7-5→→
C→→A7→→B7(A#7→B7→ A#7→B7)→→B7(ゆう)

乱れてゆくところですが、乱れて行っております!前半とメロディはほぼ同じですがイチイチ同じことをしないのが田中イチイチ秀和さん。まずクリシェ。これはEm→EmM7→Em7→Em6と同じようなもんです。ベースも動いちゃったら上記の表記になるんですね、ややこしい。ワタクシ世代は後者の方が慣れてる気がします。

さてCからA7なんですが、このA7もトキメキエモポインツのひとつですね。なにかの前兆を感じる響きです。Am7→A7と弾いただけで流れでD7やBm7にイキたくなりますね。ベタベタに出てくるならAmです。メジャーを使うのがこれまたトキメキ!

そのままDやBmじゃなくB7。これも一時転調ですね、Emキーからの借りてきたものかな?これも前兆を予感させるサビ前には持って来いのコード!!トキメキエモポインツ!!しかもA#7といったりきたりします。ベースだけ上がってCdimと行ったり来たりなんてのもみかけますがこれは全体的に行ったり来たりパターン。楽器のアレンジ的要素なんでコード的にはずっとB7でもいいと思います。しかしなにか起こりそうな予感がバッチリ出てますね!起こるんですけどね、それも大事件が・・・