桜島麻衣、古賀朋絵、双葉理央、豊浜のどか、梓川かえで、牧之原翔子「不可思議のカルテ」で呑む! #コード進行解析

2022年2月10日

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  • 本日の逸品(楽曲)は、桜島麻衣、古賀朋絵、双葉理央、豊浜のどか、梓川かえで、牧之原翔子「不可思議のカルテ」です。
  • 記事中のコード譜は管理人の乏しい音感による耳コピとアレンジも含まれます。
  • 管理人独特の表現・言葉が含まれます。ギター目線です。

「不可思議のカルテ」とは?

作詞:児玉雨子 作曲・編曲:カワイヒデヒロ(fox capture plan)
TVアニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」エンディングテーマ

歌っている、桜島麻衣、古賀朋絵、双葉理央、豊浜のどか、梓川かえで、牧之原翔子さんたちはアニメに登場するヒロインたち、CVはそれぞれ瀬戸麻沙美、東山奈央、種﨑敦美、内田真礼、久保ユリカ、水瀬いのり さんです。豪華。

作編曲者のカワイヒデヒロさんは「fox capture plan」の中心的人物でしょうね。このアニメの劇伴はじめTVドラマ「コンフィデンスマンJP」他、たくさん手がけられてます。ジャジーなのにポップでロックで聴きやすく、お洒落な曲ばっかりです。

アニメは、主人公の周りで起こる都市伝説的な不思議な現象に巻き込まれていく感じです。ヒロインたくさんいますがありふれた展開じゃなくておもしろかった。映画にもなるそうです。ぜひ。

おすすめポインツ!

とにかくかっこいい。はじめて聴いたときはなんじゃこの名曲は!と腰を抜かしたもんです。よくもまぁこんな曲が作れるもんですね、いろいろ難解な部分もあるけどそれがまたアニメとも合ってて良いですね。全てがよくわからない、難解である、不可思議である、それがこの曲の魅力なのかもしれません。実際、この曲の構成というか仕組みというか、わからない部分も多いのですが自分なりの目線で語れたらと思います。よろしくどうぞ。呑めます。

とにかく転調、転調転調、メロディが半音で進行、こんな難しい歌誰が歌うんだよ!ってぐらい歌が難しいです。

進行みていきましょ

ド頭からサビから入るパターンですね、keyはとりあえずDm。コードの表記はとりあえず他サイトを参考にさせていただいております。いったんね。

サビ①

サビ

Gm7(9)→A7/C#→Dm7(9)→Dm7
Gm7(9)→A7(#9)/C#>A7(b9)/C#→Dm7(9)→→
Gm(9,11)→A7/C#→Dm7(9)>Dm/C#>Dm/C>Bm7-5>
BbM7→A7(b13)→Dm7(9)

語れないから始まる部分ですが、語っていきます。一見、テンションやらなんやらでかなり難解なコードに見えますね。でもこれとってもカンタンに捉えることができます。今の日本の音楽シーンを設計しているといっても過言ではない"丸サデ進行"がありますが、まさにそれです。

IV→III7→VIm→というグローバーワシントンJr. “Just The Two Of Us"で有名な進行です。BbとGm7は構成音がほぼ同じ。BM7とGm7(9)もほぼ同じ。ベース音がGなのでGm7(9)となるわけですね。A7/C#もベース音を省けばA7、ベース音がC#なのでこの表記ですがDmへ向かうパッシングディミニッシュとほぼ同じなのでC#dimでもいいでしょう。

ということはこれはカンタンにいうとBb→A→Dmということになります。ベースを気にしない、テンションなんかわからない、という方はこれでいけます。もちろんベースやテンションがこの曲の雰囲気の特徴なのでそれがまたかっこいいんですけどね!

2行目A7のところですが、メロディが#9→b9とテンションをとおってましてこれもまたかっこよい。そして3行目Dm7のところは表記はややこしいですが、基本的にはベース音が半音ずつ下がる定番のクリシェですね!これもよい!

最後のところはベース音も含めてIV→III7→VImというまさに"丸サデ進行"ですね。ただA7のところのテンションb13thがなんともおしゃれ。大好物なんですこれ。とても気持ち良い。構成音の都合上、Aaugでも問題ないでしょう。

Aメロ

やってきました、この曲の中でもかなり難解で不可思議で化け物な部分。まずは、嘘も現実もの部分から。

Aメロ①

Cm7(9)→CmM7→Dm7-5→(G7-5>)G7→CM7
Fm7→FmM7→GmM7→C7>C7(9)>FM7→→
Bm7-5→E7→AM7(9)→→

はい意味わかりません。とりあえずキーが1音下がってCmになってスタート。メロディを伴い、クリシェのように上がっていきます。Dm7-5→G7→CとマイナーキーにおけるII→V→Iと進むのですが、落ち着いたところはメジャーのCM7(I)。これがまたふわっと気持ちよく、トキメキポインツのひとつですね!ややこしいですがテンションじゃない括弧の部分はメロディを伴ったときのコードを差し込んでます。

さらにCをドミナント(V)としてマイナーにおけるIのFmへ転調。同じような進行でやはりメジャーのトニック、FM7に落ち着いています。最後のBm7-5→E7はAmに対するツーファイブ、でもやっぱりメジャーであるAM7(9)へ落ち着いています。一見難解なんですが難しくも聞きやすいメロディと共になんとも自然にもともとのkeyであるDmへもどっています。

Aメロ②

Dm7(9)→DmM7→Em7-5→(A7-5>)A7→DM7(9)
Gm7→GmM7→A7(13)→D7(b9)>D7(9)>GM7→→
C#m7-5→F#7→Bm7-5→E7→A7

もどってきた意味あんのかどうかってぐらいまた一時転調を繰り返してますが、キーは違えど基本的にはツーファイブを基本としたさっきの進行ですね。最後にAmではなく、さぁサビいくぞ!とA7とマイナーキーのVになってます。

Aメロ全体を通して繰り返されてはいるんだけど同じ部分がない!なんとも不可解で不可思議でアニメの雰囲気やタイトルを表現されております。これは素晴らしいと言わざるを得ない。頭おかしい!もちろんいい意味で!

サビ②

この曲にはBメロというBメロがないのも特徴ですね、このままサビに入っていきます。これはド頭と同じなので省略いたします。頭の部分は飛ばしたのですが、おもしろいのはDm7(9)で着地するんですが、メロディも9thで着地する、ということです。着地というとスッキリしそうなんでちょっと語弊があるかもしれませんね、なぜなら9thってなんかものたりないふわっとしてる感じがするからなんです。10th、つまり3rdやROOTに行きたくなる感じをもっているのでなんか物足りなく感じたりふわっと浮いていると感じると思います。これが後々あんなことを起こすとは。。。

間奏

ここもかっこいいんですよ、この曲は一貫してほぼジャジーなんですが、耳に残りやすく、さらに次のAメロへの助走となっております。ド頭の部分のにも出てくるんですが、最後のDmに出てくるアルペジオのようなメロディが非常に心地よく気持ちいいですね!

間奏

Gm7→Bbm7-5→F/A→Ab7→Gm7(9)→C7→Dm7(9)

こちらも心地よい進行ですが、Aメロやらが不可思議すぎてむしろわかりやすく聴こえますね。こちらも一見するとややこしそうですが、ベース音に注目すると全体的に下がってくる、そう、イキスギ進行のおしゃれ版といえます。Bb→Bbm→Am→Abdim→Gm→C→Dmと弾けばカンタンに同じような雰囲気にはなります。

2番のAメロ頭

一部のサイトで見かけたんですが、2番の頭、次のような表記がありました。

Aメロ③

Gm→Gaug→FmM7→Fm→CM7→

Gm?Cmじゃなくて?!と思いましたがこれはこの部分だけベースが入っていないためですね。基本的には1番と同じで良いでしょう。他の部分もメロディを伴うことで7thやテンションをいちいち変えるとおしゃれでかっこよくなりますね。

ピアノソロ→Cメロ(大サビ)

2番のサビ、つまり3回目のサビ終わりからピアノソロに入ります。基本的には1番が終わった時の間奏と進行は同じです。

ピアノソロ

Gm7→Bbm7-5→F/A→Ab7→Gm7(9)→
Gb7→FM7→Em7-5→A7→Eb7→(D)

おしゃれ版イキスギ進行でどんどん進行し、代理コードで次の大サビ(Cメロ)へ行くのですが大サビでは今までDmだったのがDメジャーになります!それに向けてなんとも自然におしゃれに盛り上がっていっております!素晴らしい!

Cメロ(大サビ)

D→→Gm7→→C7→→F→→
Bb→→Am→→G#dim7→→A→→

基本的なキーがメジャーになったことでぐっと明るくなりましたね、一時転調ばっかりなのでGm7はサブドミマイナーですが、Fへのツーファイブ、さらにツーファイブと5度進行を基本におしゃれに進行してAというもともとのドミナント(V)で最後のサビへいくぜっ!って感じで盛り上がっていっております!

サビ(終盤)

さぁ最後のサビ、基本的には同じ進行で、2回繰り返されるのですが、2回目いくときに半音上がる定番の転調をします。定番といえど今までさんざん不可思議に振り回されてきましたから、このシンプルな半音上がる転調がズバーーーンと決まってとても気持ち良い!!最高!!

それもですね、サビ②のパートで軽く触れたんですが、メロディの9thが半音上の10thつまり3rdへ行きたくなる習性があると言いました。そうなんです!それがここで叶うのです!!しかもキー全体を連れていきます!!この感じが満を持して登場するのです!!スッキリ着地するどころか、土地、世界ごと持ちあげる、そんな感じすらしますね。いやぁ気持ちよい。

そして最後はアウトロとかもなくすんなり終わるのですが、また9thで終わります。また聴きたくなるような、なんか不可思議を残すような、そんな余韻を残すか残さないかのようなそんな感じがまたいいところです。

まとめ

全体的にジャジーでおしゃれ、いい意味で意味わからない。でもそれがかっこいい。まさにこの曲こそ不可思議のカルテといえる素晴らしい楽曲でした。この曲のコード進行の正体は誰も読めないことでしょう。少しでも知りたいだけと思ったらまた自分でもこの記事を開くかもしれません。

この曲はどんなお酒にも合うと思います。不可思議だからこそでしょうか。日本酒でも焼酎でもテキーラでもスピリタスでも。おすすめはポーランドのウォッカ、ズブロッカです!不可思議な感じがバイソングラスを漬け込んだ独特の香りにピッタリ。桜餅に似てるなんて言われているところまた不可思議なズブロッカ、あなたはもう飲んでみましたか?