Leslie Gore「It’s My Party」で呑む! #コード進行解析

2019年5月25日

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  • 本日の逸品(楽曲)は、Leslie Gore「It’s My Party」です。
  • 記事中のコード譜は管理人の乏しい音感による耳コピとアレンジも含まれます。
  • 管理人独特の表現・言葉が含まれます。ギター目線です。

Leslie Gore「It’s My Party」とは?

ソングライター: Elof Loelv / Herb Wiener / John Gluck Jr. / Joseph Bartlett-Vanderpuye / Seymour Gottlieb / Wally Gold

Lesley Gore は、1963年4月にデビュー、この曲で全米1位を記録しています。もはやオールディーズに括られがちな古い曲です。Lesley Gore さんも2015年に亡くなったそうです。"It’s My Party"は、邦題では「涙のバースデイ・パーティ」とされています。日本では中尾ミエさんがカバーするなど、いろんな方にカバーされています。

おすすめポインツ!

まずはなんといってもサブドミナントマイナー(以下、SDm、IVm)でしょう。この曲をきっかけにSDm(この表記は筆者が勝手に使ってるだけです)にハマり、コード進行に興味を持った、そういっても過言ではございません!この曲は古いし、洋楽だし、掲載しようかどうか迷ったんですが、やっぱ名曲なんで取り上げました!他にも、bVIやbIIIなんかも出てきます。

ワタクシ筆者はリアタイではありません。子供の頃-POPSばかり聴いてて、その後、ちょこちょこ洋楽も聴き始めるのですが、なぜかオールディーズにハマった頃があって、そのときによく聴いてました。その辺りから楽器を始めるのですが、この曲が自分の引き出しにまったく無いことをしている、しかもそんな古い時代に?!と驚愕したのを覚えています。SDmについてはJ-POPSですでによく使われてましたがこーんな頃からあったんだ、じゃぁもうこの曲"神"じゃん。ということでワタクシ的"神曲"のひとつです。

進行見ながら呑んでいきましょ!

オールディーズってゆうか洋楽も洋楽ですんで、AメロBメロの概念はありません。今回は「フック」と「バース」で見ていきます。フック=サビ的ところ、バース=ABメロ的ところとしています。

フック

A→→Aaug→→D→→Dm→→
A→F#m→Bm→E7→A→→E→→

“Cry if I want to~"とうフレーズが切なくエモく繰り返されるフック。AaugはDへのドミナントモーションですが、A7が使われることも多いです。実際この曲もA7として掲載されているのをよくみますし、b13thを加えたA7(b13)はほぼAaugなのでどちらでもいいでしょう!笑。

Dmは出ましたサブドミマイナーです!この一連の流れと、歌詞とメロディ、たまらなくないですか?!いやぁたまりません。埋め込んだ動画には出てこないかもですが、自分が持ってた音源ではメロディもブルーノートをちらほらつついてより一層エモい仕上がりでした。(追記:埋め込みを差し替えました!ノイズ多いですが、筆者が聴いてたやつです!)

この1行目の一連の進行をワタクシは"イッツマイパーリィ進行"と呼んでいます。勝手に。 それほどワタクシの心を掴んで離さない進行となってます。コード鳴らして感じたままメロディ口ずさめば大概エモくて切ない感じになりませんか?なりますでしょう!その後の進行もこれしかない、これぞ正解!という進行です。素晴らしい。

バース

A→→C→→A→→D→→
F→→A→→B7→→E→→

わずかこれだけ、さすが洋楽、Bメロ的なのもないですよ、この後またサビです。でもこのわすかな5つのコードに奥深いトキメキポイントがあるんです。

まずC!これはbIIIになります。ノンダイアトニックコードですね、グッと押さえられた感ないですかね?また押し上げられた感。これがまたたまらない!bIIIはJ-POPSではあまりみかけないような気がしますが使われてる場合はけっこう気持ちいい場合が多い気がします。このA→Cの感じを3回繰り返せば盛り上がりつつまたA(I)でゴールできたりしますね。

続きましてFの部分、これもノンダイアなんとかで、bVIとなってますね、SDm(IVm)のような要素もあってまたA(I、EをIとしたときのIV)へお返し、II7であるB7(EをIとしたV7でEに行きたくなる)からE(V7)へ。自分で説明しててよくわかりません!が、J-POPSで育ったワタクシはこんな進行をみたことがなかったので、出てくるコード自体は簡単なのにとてもトキメキ効果のある進行だと思いました。

ブリッジというか「テテテレッテー」のところ

フックの終わりの部分です。happened to youの直後です。

A→D→A→E→→

別に特筆すべきところはないんですが、I→IV→I→Vというのがもうわかりやすくて逆に心地いいっていうか、新鮮というか。トニック、サブドミナント、トニック、ドミナントの関係がわっかりやすぅいなぁと、こうバチっとハマってて気持ちいい感じです。この部分があってこそのバースだし、フックでしょう。

ついでに、歌詞的エモポイントも?!

この曲は"It’s My Party"ですので、一見ハッピーな曲にみえるかもしれませんが、邦題の「涙のバースデイ・パーティ」が物語っているように切ない曲です。洋楽はこちらに来ても歌詞があまり伝わらないのでなにもわからないまま使われてたり聴かれてたりしますよね、ワムのラストクリスマスなんかシーズン来たら聴こえてくるけどすごい切ない曲ですよね、これでいいのか?!ニッポン!

さて、この曲に戻りまして、簡単に歌詞を説明いたしますと、

“私"のバースデイ・パーティに参加してたジョニーとジュディ、一緒に踊ってくれてたジョニーを"私のものだ"と"私"は思っていたのに、なんとジュディと消えてします。"私"のバースデイ・パーティなんだし"私"が泣きたいんだから泣いてもいいでしょ!

(管理人訳・考察)

といった感じです。まさに「なんて日だ!」状態。誕生会に来るぐらいだからジュディも友達だと思います。2人の友達に裏切られたわけですね、切ない。この曲の歌詞の考察はここまで。

実はこの曲、続きがあって「It’s Judy’s Turn to Cry(邦題「涙のジュディ」)」って曲があります。タイトルでわかりそうなもんですが、今度はジュディが泣くターン!ジョニーはどうなったのか?!結末やいかに?!気になる方はご自身でどうぞ。

レスリー・ゴーアはレズビアンだったいわれてるからほんとはジュディ狙いだったのかも?!なんちゃって。

まとめ

なにをまとめんだよw まぁこの曲はとにかく名曲。サブドミマイナーを絡めた進行の織り成すエモさや切なさ。なんだけどどこかポップで耳に残る。その特徴的な進行やコードのトキメキポインツは後世の洋楽や、アニソン、J-POPSにも残っています。この曲が初めてってワケではないと思いますよ?ただ、こんな時代にこんな素敵な曲が仕上がってたんだなぁと思いまして。まさに"全米が泣いた"曲のコード進行でしょう。ごちそうさまでした!